こんにちは、引きこもりのコトリ(@minimalist_cot)です。
今回は私がフリーランス駆け出しの時にやってしまった
相手にしてはいけないお客さん、
お客様とも言えない人について書いてみようと思います。
私は知識と自信のなさから
クソみたいなブラック仕事をしていた期間が長く、
心身ともにダメージが多かったので
それを晒しつつかいてみます。
こういう仕事に関わり取引相手の要求に応じると
お金にならないどころか出ていくような事態になってしまいます。
ブラック仕事受注歴は借金歴とも置き換えられるかもしれません。
見抜き方と対応策予防策までお教えします。
- 取引を始めたばかりのフリーランスの方
- ハンドメイド作品を作って売っている方
かなり参考にしていただける箇所が多いと思います。
早速見ていきましょう。
Contents
【こちらが消耗してしまうブラック客のパターン4段階】
私は当初、ハンドメイド作品を手売りすることからスタートしました。
しかし、素人対素人の商売は本当に危ういものです。
今から思えばよくそんなままごとのようなやり取りで受注していたなと
ゾッとしますが
いまだにそこかしこでトラブルが絶えないようです。
その後、事業者相手との仕事へとステップを進めたのですが
下手にへりくだった上に計算も曖昧だったため
後々まで苦しむことになってしまいました。
これから挙げるクソ客パターンに心当たりのある方は
よく読んでいただき、かなり気をつけてお仕事を受けてください。
上から順にだんだんややこしいパターンに
なっていきます。
★意思が全くない
ハンドメイドマーケットやフリマサイトなどでオーダーしてくる方で
注文しているはずなのに、意思が全くないお客さんがいます。
とても褒めてくれるので気分はいいのですが、
何か何までこちらに丸投げで
「そちらのセンスに全てお任せします」
と。
これは個人のお客様に多く
「作って」と依頼しさえすれば
テレパシーか何かで希望のものが出来上がってくると
信じているタイプです。
細かい希望を安い値段で言ってくる人は
断りやすいのですが
褒められて気分が上がっていると
相手がとてもいい人に見えてしまい
落とし穴にはまりがちです。
この丸投げを鵜呑みにすると
「イメージが違った!」とクレームになる確率が
かなり高くなってしまいます。
最悪の場合、不良品だと騒がれ
あげくおかしな噂を流されたりする場合もあるので
こちらの評判を落としかねません。
★こちらをさりげなく否定してくる
こちらは年配のお客さん、あるいは業界歴の長い人に多い傾向です。
苦労話や自慢が多く、なかなか肝心のオーダーの話にたどり着きません。
結局仕事をもらえないか後日打ち合わせなどと称して
また自慢話を聞かされこちらの時間が無駄になってしまいます。
それ以外にも何かと無駄が多く
結局仕事にならないような
単価の安いものを引き受けてしまったりすることも多いです。
そして何かと上に立ちたいという意思も見え隠れします。
発注者が上受注者が下という意識でこちらにものを言っている感じです。
が、実際にはそんなことはありません。
お金の流れは確かに発注者から受注者ですが
立場が対等でないと圧倒的に受注者にしわ寄せが来ます。
そして
対等に扱われていない証拠に
本人も大したことないのに
こちらの経歴を低学歴扱いされることも多いです。
これらの態度に違和感を感じつつも
仕事が欲しいためにへりくだっていると
びっくりするほど安い単価を出してくるか
あるいははっきりした金額を提示せずに
納品後に提示する金額がとても安かったりします。
こちらがあらかじめ見積もって提出したりすると
あたかも法外な値段であるかのように
嫌な顔をするということもあります。
これはコントロールを相手方に奪われた状態です。
初心者のコンプレックスがあったり、金銭に余裕がない状態だと
こういった相手に引っかかりやすくなります。
★あからさまに人格否定してくる
これは「さりげなく」の一段階上、 「あからさまに人格否定する」パターンです。
発注する事業者自体に納期、また金銭的な余裕がない時に多く見受けられます。
お金に余裕がないために
納期の詰まった条件の悪い仕事を受けてしまい
安くうけてくれる孫請けに流すというパターンに
私が引っかかってしまったのです。
こういう場合、具体的な仕事を貰っていないのに
既に命令口調だったり
未払いになる可能性も高いパターンです。
また平気で「うちもギリギリでやっているのに」とすごんできます。
怯むと後を引いてしまい、
たとえ提示単価が高くても
結局は
未払いだったり値引きさせたり
と仕事が進むほど立場が苦しくなります。
よく考えなくても、
そもそも相手方がギリギリで経営しているのは
こちらの責任ではありませんし
していることはパワハラそのものです。
私はこれを2度も引き受けてしまって
キャッシュフローが大きく滞ってしまいました。
★法的手段をチラつかせてくる
先程の続きになります。
あからさまに人格否定する事業者の無茶な発注内容で疲れきっている時に
これは一番精神的にきました。
本当に痛感しましたが
こちらが法律についてあらかじめよく知っておくことが大事です。
たいがいの「工賃をなしにしろ」「賠償金、迷惑料を払え」という脅しは
こちらが法律を犯したことに当たりませんので
鵜呑みにしてはいけません。
相手が気に入らなかったり(その上流がクレームをつけてきた場合もあり)
こちらを完全にして下に見ていただけの場合が多いです。
出方次第では恐喝の疑いで警察に相談することもできますので、
安易に相手の要求に応じないようにしてください。
こんなにひどいパターンにはまることはあってはいけないことですが
万が一のために、証拠を撮る癖をつけておきましょう。
警察に説明する場合
やり取りをスクリーンショットや録画録音などで撮っておき
いつどういったことを言われたのか時系列をはっきりさせて
おくことが必要になります。
【避けられなかった場合】
それでも契約前は穏やかに話が進んでいたのに
ふたを開けてみたらハズレだったということはあるかもしれません。
そんなときにできることはなるべく早く手を切ることです。
★話の仕方や内容によく耳を傾ける
まず仕事に手をつける前に相手の話の仕方や内容によく耳を傾け
冷静に判断してください。
口先だけの条件の良さに目がくらまないようにしましょう。
少しでも疑問や違和感があれば、事前確認を増やす。
「内容、納期、数量、単価」をしつこいくらい
はっきりとさせておくことが大切です。
きちんとした相手なら、面倒がらずに応えてくれます。
★書類をしっかり準備する
仕事の内容をはっきりさせておくことと関連しますが
こちらの見積書や請求書も同様です。
2回3回となってくると
ついこちらも気が緩んで書類無しで仕事を進め
後で大変な目にあったりもしますので
仲良くなったからと手を抜かずに
書類は1回の仕事ごとに作ってください。
あまりにもイメージだけで
ふんわりしすぎている漠然とした仕事の依頼だった場合
また、こちらの主導でないとイメージが掴めないなど
やたらエネルギーを消耗する場合は
やんわりお断りするセリフも用意しておいた方がいいです。
見積書と請求書を作っておいた上で
フリーランスの即日資金調達サービスに入っておくのもオススメです。
キャッシュフローがうまく回ったことで
どれだけ心理負担が減ることかはかりしれません。
★やばいと感じたら1回こっきりで終わらせる
打ち合わせの時には違和感がなかったのに
進行するごとに疑問が膨らんできた場合は
次の仕事の話が入ってきていたとしても
「1回終わってから再度打ち合わせしましょう」とクッションを挟んで
安易に引き受けないようにした方が身のためです。
こちらの勘は当たっていることが多いです。
【出くわさないための予防法】
こういった交通事故のような
ハズレの仕事になるべく出くわさないために
普段からできる予防方法もあります。
断る勇気を持つようにします。
プライドはこういった時にこそ発揮するものです。
★普段から断る基準をもっておく
普段から仕事が入る前から
「これは引き受け、これは断る」という基準を
自分で持っておくことが大切です。
あまりにも急な納期だったり、安い単価だったりした場合は
断った方がケガをしないで済む場合がほとんどです。
目先の収入、また褒め言葉に惑わされないようにしましょう。
★原価と利益の感覚をもっておく
また、普段から原価と利益の感覚を持っておいてください。
利益には時間単価も含まれます。
自分の時給を0円にして考える人が多く見受けられますが
実物を納品する場合は
必ず製作者の人件費を計算に入れることが必要です。
その時はボランティアや宣伝のつもりで引き受けたとしても
のちのちお金が回らなくなり
仕事をするための経費も出てこなくなって
私のように条件の悪い仕事しか請けられなくなってしまいます。
かかった経費もうやむやにせずに
その都度帳簿につける癖をつけましょう。
フリーランスは作業が多いために
面倒くさくてなかなか帳簿付けに手が回らないものですが
こういった細かいことをまめにすることにより
被害を免れることができます。
★見積もりを必ず出す
見積もりをしっかり出すとガツガツしていると思われて
お客さんが嫌がるのではと心配になるかもしれませんが
それで離れていく相手はお客さんではありません。
ここで嫌がる人は
相手にしなくても影響ありませんので
必ず見積もりを立ててしっかりと双方で確認をし
しっかり仕事を進めていきましょう。
★ふんわりした依頼は仕事にあらず
こちらを褒めるだけ褒めて
お任せ100%のふんわりした依頼は
仕事だと思わない方がいいです。
言葉を選ばずにいうと
ふんわりしたイメージを言語化できない相手はクレーマー予備軍です。
きちんと言葉で依頼内容を伝えてくれる人とだけお仕事ができるように
していきましょう。
目先の承認欲求を満たされる事に釣られないように、
お任せは「責任の押しつけ」であるということを知っておきましょう。
★ポートフォリオを作っておく
これも事前からの準備になりますが
ポートフォリオ(過去の作品帳)を作っておくことをおすすめします。
紙媒体で作らなくても
Twitterやブログで、普段から自分の作品と仕事歴を
すぐに見てもらえるようにしておくことが
現代のポートフォリオと言えます。
ここからお仕事に繋がったりもします。
逆に言うと今の時代これがないと
初心者扱いされて低単価の仕事を押し付けられます。
そして大切なことですが
自分で初心者と名乗るのは感心できません。
初心者と自ら名乗るのは
「低クオリティな仕事しか提供できない」と言っているのと同じで
相手に失礼だからです。
ちゃんとした相手には
初心者という肩書きは失礼になることを知っておきましょう。
プロとして毅然とした対応ができるようになりたいものです。
【フリーランスとしてうまく立ち回りましょう】
今回お伝えした対応方法は
かなり冷たい印象があるかもしれませんが、
仕事を受注する者としては当たり前の心の構えです。
きちんと自分を守り
その上で仕事を取れるようにしていきましょう
お金は頂いて当たり前のことです。
決して必要以上にへりくだらず
対等にお付き合いしたいものです。
発注者が上で受注者が下という身分の線引きはありません。
自分に自信をつけて
良い仕事を取れるようにしていきましょう。
今日はここまで。
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