最近は極端な世界情勢が続き
それに伴ってか、敵か味方か、白か黒か、という
2元論に持ち込まれがちな風潮が目立ちますよね。
自分の意見が正しくて相手が間違っている
これは SNS での個人の意見を始め
マスメディア 広告などにも多く見受けられます。
私も以前、世の中は「正しいもの」と「間違っているもの」に
大きく分かれていると思っていました。
でも今は2元論は脇に置き
1人で引きこもって落ち着いて多くの情報にアクセスすることにより
中立でいることの大切さ、メリットを日々感じています。
突き詰めれば「何が何でも正しく」て「何が何でも間違っている」というものごとは
実はないんじゃないかと考えています。
ひきこもりで一人が大好きな私だから思うことかもしれませんが
一人でいたいがために俯瞰して見る力を意識して身につけようとしているとも言えます。
良いも悪いもなく、中立でいられるようになると
もろもろのできごとや報道に振りまわされることが激減し
省エネモードで過ごすことができます。
今回はひとりごとのようになりますが
私が考える、2元論や2項対立と、中立であることの考え方の違いについて
お伝えしようと思います。
グループ同士の対立などでしんどくなっている方には
自分の居場所を見つける糸口になるかもしれません。
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Contents
★ 2元論では自分の意見を持ったことにはなりにくい
2元論、二項対立は
ふたつの意見のどちらかにひっついていれば
自分の意見は特に持たなくてもよく、とても楽です。
しかもどちらの意見も強いし極端なので
自分が賢く強くなった気にもなれます。
でも、なぜ二つの極端な意見として分かれたのかという経緯や
意見の根源はどこにあるのかをよく考えないと
安易に寄りかかるのはもったいないし
危ないかもしれません。
例えば集団になると自然といくつかのグループに分かれ
違うほうのグループは敵だと認識しがちです。
自分の意見のグループ以外は敵だと認識することにより
「自分たちの意見」と「敵の意見」だけで
世界が構成されているように感じてしまい
それ以外は存在しないかのように
物事が歪んで見えてしまう危険性があります。
逆に中立だと
どちらのグループも引きで見ることになるので
どちらも結局同じようなレベルに見えることが多くなります。
引きで見るためには経緯、バックグラウンドを知る力が必要になるので
すぐにはできないかもしれませんが
私は引きこもって一人でいることを何よりも優先したかったので
あえてすぐにできない方の道をとることにしました。
★中立でいるにはどうしたらいい?
私が中立的な態度でいるために心がけていることは次の通りです。
土台づくりが大切になってくると考えています。
・中立でいるためのエネルギーを蓄える
人と一緒にいないと寂しくてたまらない人からすれば
中立な人というのは
とんでもなく自分からかけ離れているように見えるかもしれません。
中立の立場というと、フラフラと1人で好きにやっているように見え
ラクそうに見えますが
「自分の軸」という「体幹」を使って
みずからの足で立ち続けなければならないので
実は2元論から卒業した当初はとてもしんどいのです。
引きで見るためには
問題を大枠で掴むための知識が必要ですので
脳みそがエネルギーを使います。
体力をつけないと中立でいることはしんどいです。
中立でいるためには、2元論が発生する理由、バックグラウンドの知識を身につけ
他の意見等にも応用できないか?と
自分で考える作業になるので、まずエネルギー消耗につながるのです。
知識からの知恵がだんだん身についていくと
同じ文章を読むにも読解力をついてくるので、
しっかり文脈を捉えられ、極端な意見に頼らなくても済むようになります。
タイトルだけで釣られて本文をよく読まずに感情論に持ち込み
これがもとで口論になっている図はしばしばみかけます。
本当に知力体力のいることですが、中立の立場で自分軸をしっかりと持っていれば
その言い合いも俯瞰することができて、巻き込まれずにすみます。
ここまでくると、考え方のテンプレートが出来上がるので
最初ほどエネルギーを消耗せずに済み、ずいぶん楽に中立の立場にいることができるようになります。
★中立でいる体力が身につくと楽
中立には立つという文字を使うだけあって
立っていなければならない体力と筋肉が必要になります。
この時の筋肉は物質的な筋肉もそうですが
自分軸も含まれます。
逆に中立でいる体力、体幹が身につけば
ちょっとやそっとのことでは流されないし
自分に自信がもてて一人でいることが平気ですし
むしろその方が心地よくなります。
知恵は使うほど増えるものだと実感します。
これはあの応用でできないか?とか
固定概念を外す、純粋に柔軟にみることは
やればやるほどすぐできるようになり、重い腰を上げずに済むようになります。
一人でいたいがために知識を頑張って勉強し
その知識をもって応用を試し
結果を「知恵」として頭にストックしていくと
周りに頼らなくても済む楽な生活スタイルが身につき、
何より周囲へ攻撃態勢を取らずに生きられるので、
これこそがストレスフリーだと思っています。
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