人は人の中でしか生きられないものではありますが
対人関係にはストレスがつきものです。
最初は助け合ってうまくやっていたはずなのに
だんだん相手のアラが目につくようになり
次第にイライラすることが多くなってきた経験はありませんか?
今回は、なぜ人の中にいてイライラするのかということを
考えてみたいと思います。
原因が推測できれば対策も打てるので
イライラが格段に減ると思います。
パターンと考え方が頭の中に入れば
わざわざイライラの渦の中に飛び込まなくて済み
ストレスもムダに増やさずに済みます。
今回お伝えするイライラの原因と鎮め方を
ひとつの考えとして参考にしていただければと思います。
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Contents
対人関係でイライラするのはなぜ?
対人関係でイライラする時は相手に原因がある事ももちろんですが
こちらの考え方によって本来やり過ごせるものを
わざわざイライラする対象にしてしまっている可能性もあります。
その例をいくつか挙げてみましょう。
この例は全て私が経験したこと、目撃したことを
ざっくりとまとめてみたものですが
これらに思い当たる方も多いと思います 。
他責思考になっていないか?
いきなり辛辣な例えになるのですが
何かイライラすることがあった場合に
全て相手のせいにしたくなる癖がある人は要注意です。
他責思考には「悪いことは全て自分以外のせいだ」と考えること以外に
「自分がこれだけ頑張ったのになぜあの人を認めてくれないんだ!
認めてくれないことは間違っている!」
という考えも含まれます。
頑張ったのに認めてくれないといって
相手を一方的に責めるというのは
他人軸で生きているからこそ生まれる考え方です。
これは人に機嫌を取ってもらおうとする行動です。
人に機嫌を取ってもらおうとするということは
言葉をまだ持たない赤ちゃんが
泣いて大人に世話をしてもらうのと同じで
そこから卒業できていないということなのだそうです。
イライラした事があった場合
その感情を引き寄せたのは自分の捉え方なのです。
出来事はただ出来事だけなのであって
それをイライラに捉えるか、しょうがなかったと捉えるか
解釈するのは自分自身なのです。
イライラする集団の中にいる?
先ほどの他責思考の考えを前提にして
よくあるパターンを考えてみましょう。
ある集団の中で、一挙手一投足が腹の立つ人が出現することがあります。
むしろあるあるかもしれません 。
その時には一旦立ち止まって、ちょっと考え直してみてください。
もしかしたら一挙手一投足が腹の立つ人が周りにたくさんいて
自分がもしその中で1番偉いように思えたら
自分もそのレベルと一緒だと言うことです。
イラつく人にイラつくことを言われたりされたりするのは
その人と価値観が一緒だからです。
集団の中で自分が1番統率をとっていたり
その集団のレベルの低さばかり目につく場合
自分よりレベルの高い人はいないということになります。
それで満足していてはいけません。
自分がそこで頭打ちになってしまい
あとは退行していくのみだからです。
そうすると自分自身が他の動画でも言った
正義マンになってしまう恐れがあり
人間関係がギクシャクし
そればかりかさらに集団のレベルが低くなってしまいます。
その集団に腹が立つのであれば、関わりを最小限にできないか
あるいは離れることができないかということから考えてみてください。
上下関係がないと生きられない人の中にいる?
いくらフラットな関係に見えても、必ず上下関係が生まれます。
適度なリーダーシップは集団をまとめる上で大切ですが
それが極端になると、受けるストレスが強くなってしまいます。
中にいるとつらいグループの内部構造は
上が威圧的、下が従属的で
イエスマンが欲しい人と、
強い態度の人の下にいないと
不安で生きられない人が
セットでひっついています。
この場合は集団で物を考える傾向が強いので
グループの中から一人ずつ取り出すと
結構挙動不審だったりするケースはよく見かけました 。
上下関係がないと生きられないのは
お互いに自信がないから集団で評価しあわないと
不安になってしまうからです。
この環境の中にべったりいると、自分の行動に全く自信が持てなくなってしまいます。
寂しさを傷のなめあいでうめている
いつも寂しくて、人とつるむことで
自分の評価につなげている人はいませんか。
友達がいない自分が
他人から見てとてもカッコ悪い存在ではないのかと
不安に思うタイプ が当てはまります。
もしかすると、生産性が乏しく、1人で達成感を得にくいことが
寂しさの引き金になっているのかもしれません。
達成感が1人で得られないので
人と喋ることで何かしらを得ようとしますが
なにぶん寂しいということが先行して
とりあえず感情のへこんだ部分を人と会話することで埋めようとしますよね。
へこんだ部分を埋めようと思うと、大体の場合
そこにいない人の悪口を言って自分が上に立とうとすることで
一時的に心が満ちたような感覚になります。
でも凹んだ部分を平らにするということはゼロになっただけであって
プラスにはなっていないのです。
プラスにはなってないので
ゼロからまた擦り減っていき
感情がマイナスになってはまた埋めるために
人と愚痴や悪口で盛り上がることを繰り返します。
こうなるとイライラする材料がないと人と話せないということになってしまい
あっちこっちで悪口を垂れ流す人種の
仲間入りをしてしまうことになってしまいます。
愚痴ばっかり言って周りの文句ばっかりをかき集めて
傷の舐め合いをする友達というのは果たして本当の友達でしょうか?
生産性を上下関係や優劣をつけるということと勘違いしていると
ここのトラップにはまってしまいます。
そこにいない人の愚痴を言って憂さ晴らしをしようと思っても
気が晴れるのはその一瞬だけです。
よっぽど被害を受けたときの具体的な相談をのぞき
言葉にしない方がいい場合の方が多いです。
1番近くで聞いているのが自分ですから
そのイライラの原因や愚痴を
自分の脳みそにせっせとすり込んでいることになるからです。
また、建設的な話ができないと人とつるむと
デメリットの方が大きくなります。
メリット?は自分だけじゃないという安心感だけであり
デメリットは何かのきっかけで抜けようとした時に足の引っ張り合いになり
大変な目にあってしまいます。
対人関係でイライラしないためにはどうしたらいいか
小さなイライラもまとまればかなりのストレスになり
顔も見たくないという事態になりかねません。
最悪の事態を回避しようとすれば、具体的にはどうしたらいいでしょうか 。
自分が行動すればつるまなくて済むようになる
寂しいと思うことをやめられるようにするには
単独でも生産的なことをできるように
自分をコントロールしていくことが大切です。
一人で寂しいと思うことがなくなり
人とつるんでかえってストレスを溜める
悪循環を断ち切ることができます。
そのためには自分に自信を持って
個人で完結できるよう
自分の機嫌を自分で取れるようにする事が大事だと思います。
正解を人に判断してもらうのをやめる
自分の行動が正しいかどうかの自信がない場合には
これが難しいかもしれませんが
実は絶対的な正解はほぼ存在しません。
どんどん正解がなくなっていく世の中で
正解を外に見出さないと生きていけないしんどいままでは
大変生きづらい世の中になると思います。
人に自分をジャッジしてもらうことを無意識に期待していると
評価されなくなった時にイライラしてしまいます。
こういう時は自分で自分を評価する習慣が身についていると強いです。
現実的な例えをあげるとすれば
部屋の片付けや備蓄などでしたらまず1人で出来ると思います。
語学などの勉強をコツコツやっていくのもいいかもしれませんね。
これらの行動で少しずつ振り返っては達成感を味わい
自分に自信をつけていくことを積み重ねていけば
人に正解を求めて頼らなくても
きちんと自己完結できるようになります。
べったりにならずに適度な距離をおくこと
たまに友人たちとお茶をして
多少の昔話や近況報告などは目先が変わっていいと思いますが
それがメインの生活になってしまうと
かえってストレスが溜まり
ループになって抜け出せなくなってしまいます。
お茶などするにしても時間をきめ、
悪口などが出そうになったら話を逸らすなど
べったりにならないように小さなところから気をつけるようにしましょう。
最終的にはそういう人に見切りをつける方向で行動するのが
結果的に自分の身を守ることに繋がります。
これから集団で物を考えるのではなく
個々が自分に責任を持って
自分で機嫌をとりながら上手に世の中を渡り歩いていくことが
大切だと考えています。
自分の評価は自分でつけ
周りとは付かず離れずの良い距離感でお付き合いしていきたいものですね。
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