こんにちは、引きこもりのコトリ(@minimalist_cot)です。
よく巷では
「冷静に物事を考え、感情的な判断を避けましょう」
などと言われます。
確かに衝動買いや言い争いなど
感情に任せた行動は
良い面があまりないように感じられます。
冷静になることには
どのようなメリットがあり
また感情的な行動にはどのようなデメリットがあるのでしょうか。
この記事では
- 感情的になるデメリット
- 冷静になるメリット
- 自分を冷静に保つ方法について
を知ることができます。
冷静な自分を保ち
トータルで得をしていきましょう。
Contents
【冷静になれない人の特徴と理由】
なぜ人は冷静になりにくいのでしょうか。
「冷静」の反対は「感情的にふるまう」です。
感情的なふるまいは大昔の世界においては
襲ってくる敵や目の前の恐怖から身を守ることでした。
確かに目の前の危険を論理的に判断などしていては
命に関わってしまいますよね。
このような防衛本能が
今を生きる私たちの脳の中にも残っているのです。
感情が全くなくなっては人間ではありませんが
かといって理性を置いてきぼりにして
感情だけで物事を見ていては
せっかく論理的に考えられるよう
発達した大脳を
持っているにもかかわらず
「人間になりきっていない」ことになってしまいます。
では感情的に振る舞うとは
具体的にどんな行動なのでしょうか。
★衝動買いなどその時の感情に任せた行動する
その時の感情に任せて
今まで欲しいと思っていなかったものなのに
急に欲しくなって買ってしまったりする事はありませんか?
これは感情的な行動そのもので
「ときめき」と解釈されやすいです。
しかしときめきは一時のもので
しばらく経てば「なんでこれが良かったのか?」と冷めるのも
また感情のなせる技です。
★すぐカッとなり相手の挑発に乗ってしまう
よくツイッター上で議論になり、正否が置き去りにされて
相手を負かすことだけに躍起になっている人がいますよね。
相手の煽りにすぐ乗ってしまい衝突しやすいタイプは
感情のままの行動が目立ちます。
ちょっと腹の立つことがあるとすぐカッとなっていると
本人のエネルギー消耗もかなりのものだと察します。
★無意識にマウンティングしている
自分のコンプレックスに障るような事に接したときに
気になって馬鹿にされているのではなどと
疑ってしまうのも
感情が先に立っていると言えるでしょう。
またちょっと冷たい対応をされてしまったときに
私のことをあの人は嫌っている
ないがしろにしていると考えてしまいます。
これは無意識に相手を
「自分の縄張りを侵してくる敵だ」
と認識している可能性があります。
敵であるとなれば
やり込めたり追い出したり
あるいは立場を貶めてコントロール下に置かないと
自分に危険が及ぶと察知したのです。
共感する仲間ではないと感じ取った時点で
マウンティングをして自分の方が上だと示し
これ以上危険が及ばないように
縄張りを張っているのかもしれません。
【感情的になるデメリット】
感情的になってしまうデメリットには
どのようなものがあるでしょうか
大別すると
「目先の快楽」
「危険に対しての威嚇」
となり、いかにも原始的です。
大昔ならそれが生きる術として大切だったでしょうが
現代においては理論を操る側に搾取される一方です。
★トラブルが起きやすい
自分の身を守るために威嚇をするため
敵とみなされた周囲の人間は驚いて
これまた同じように敵とみなされます。
威嚇して敵を振り払っていたはずが
逆に同じ感情的な人ばかり身の回りに集まるようになり
かえって敵だらけになる皮肉な結果を招くでしょう。
★先のことを考えにくく騙されやすい
感情的な判断は目先の快楽だけを求めるので
示された短期的なメリットしか考えられず
その先々損をすることがあったとしても
想像しにくくなっています。
また理論的に考えることが面倒と感じる側面もあり
感情的に考えた方が楽なので流されてしまって
結局は見た目に騙されることになりかねません。
★得をしているつもりで実は損をしている
「得をしたい」よりも「損をしたくない」のが
人間というものです。
感情で判断してしまうと目先の得に囚われがちです。
この利益がもう手に入らないのではないかという
目先の利益を失うことへの恐怖が先に立ってしまいます。
少し待った先の得にはなかなか目が向きません。
得をできる将来自体が想像できないのです。
例えば期間限定や個数限定の商品が積まれてあったら
必要かどうかの基準ではなく
「手に入れないととにかく損」だと
感情で判断してしまうことがそれにあたります。
それを「出逢い」などと美しく表現してしまうと
部屋の中が感情的な行動の結果だらけ
つまりはモノ屋敷状態になってしまいます。
【冷静になるメリット】
感情的になるデメリットがわかったところで
冷静になるメリットには次のようなものがあります。
★事実に基づいて考えられるようになる
起こっていることを客観的に判断できるようになると
無用なバイアスをかけなくなり
事実を歪めて考える度合いが低くなります。
事実に基づいて淡々と物事を考えることができるので
ベストな答えを導き出すことができます。
- 気にいっている人が言うからといって
違和感があっても受け入れたり - 反対に嫌いな人の言うことだからと
論理的に正しいことを言っていても聞き入れない
などの
幼い判断を避けられるようになります。
★先々のことが考えられるのでトータルで損をしにくい
冷静になると
長期目線で物事を見ることができるため
最終的な損得がわかり
ぱっと見の華やかさにだまされにくくなります。
いま少し苦労するとしても
トータルで考えて得な方法をとることが
できるようになります。
★人の気持ちが読める
冷静になることによって
厳しい言葉を投げかけられたとしても
自分に向かう敵意ではないことがわかれば
言葉尻をつかんで喧嘩腰に返したりなど
大人気無い行動を控えられるようになります。
無用なトラブルを避けることができ
ストレスを受けにくくなります。
反対に敵意が向けられていてもさっと交わせるようになり
自信を失う事も少なくなりますし
自分のコンプレックスに触れる言葉を受けても
さらりと受け流せるようになれます。
★自己コントロールが効きやすくなる
いちど冷静に立ち止まれるようになると
衝動買いや失言などの
あとあとの後悔につながる行動をしにくくなります。
「これをやって後、自分がどういう状態に置かれるのか」
を想像できるようになるからです。
【冷静になる具体的な方法】
冷静になる具体的な方法はシンプルです。
なぜ自分がそのような感情を抱いたのかを
考えることにつきます。
★自分ときちんと向き合いコンプレックスを認める
特に感情的に行動してしまう場合は
自分のコンプレックスを刺激された時が多いです。
初めは自分と向き合うことはなかなか辛いですが
- なぜ自分のコンプレックスを把握すること
- そしてそのコンプレックスがどこから来たのかを知ること
を把握してみてください。
これをメンタルコンデションの良い時にやっておくと
今後感情が優先になりそうな時にブレーキになってくれます。
カッとなりそうなら
なりそうになった自分をキャッチし
一呼吸置いてみてください。
★自分のことを把握した上で自分と人を一緒に俯瞰をする
上から目線と俯瞰の違いをしっかり把握して
自分に湧いてきた感情をしっかり掴み取ることが大切です。
なぜこのような感情が湧いてきたのかを分析すれば
後々同じような場面が登場しても
適切に対応できて
「あの時、あんなことをしなければよかった!」と
後悔するような行動には出なくなるでしょう。
ぜひ一呼吸置いて、冷静に物事をみる練習をしてみてください。
今日はここまで。
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