最近、大きな地震が多発しています。
先日の東北地方の大きな地震で
ものがほとんど下に落ちて
散らかってしまっているお部屋の動画を何本か観ました。
場所によっては
東日本大震災以上の揺れ体感だったという地域もあったそうですね。
気になったのは、いくつかの動画の中で
「前々から片付けようと思ってたんだけど、そのうち…と思っていたら
今回の揺れで大変なことになってしまった」
という言葉がチラチラ聞こえてきたことです。
日々お忙しかったりなど、ご事情はもちろんお有りだったかもしれませんが、
災害が起こってから大量の物を片付けるとなると
その後の労力をかなり使うことになってしまいます。
発災後は交通や設備にも影響を受けて
通常よりもゴミがたくさん出ているのに
収集になかなか来てくれない状態になるだろうと思います。
また災害以外でも、食料品や紙製品、ガソリンも値上げが続き、
ストレス発散にお金を使っていると
そろそろ本当に必要なものにお金をかけられないようになる、という
切迫したことも考えなければいけない時期に入っていると思います。
今回は、自分の振り返りも兼ねて
私がものを手放したとき
そして1度減らしたものを再び増やさないために
役に立った考え方をご紹介します。
YouTubeでもお伝えしています↓↓
Contents
★しまいこんでいても大切にしていることにならない
ものは使わないと大事にしている事になりません。
たくさんのものを持っていても、使っているのは1割以下ということは
決して珍しくありません。
なぜかというと
持ち物が「今必要なものではないから」です。
ものは、しまいこんでいても
大切にしているということにはつながりません。
修理しながらでも愛着を持って大事に使い続けて
初めて大切に扱っていることになるのです。
不要な物に囲まれていると、日々必要なものを探し出すのは時間もかかりますし、
頭の中が常に混乱状態であり、
小さいパニックをずっと起こしていることになってしまいます。
続けていれば、脳やメンタルにダメージを負い、それが蓄積していきます。
見てはじめて思い出す
思い出せないほど奥底につっこまれているものたちは
自分に必要ではなかったということなので
苦しいですがそれを認めなければなりません。
まずは自分の持っているものをざっと見渡して把握すること
持っている量で安心できることが確認できたら
不安を手放せます。
不安は自分がいつもどのぐらい使うのか、適正量を把握していないために起こります。
ですので、自分の適正量を1ヶ月程観察し、把握できたら
次はいらないものを手放す作業に移ります。
★手放しにくいものはどう手放すか
さて、適正量が把握できても、
手放し難いものはどのように考えたら良いのでしょうか。
私は次にお伝えする考え方で随分ものを手放すことができました
これから新生活に向けて片付けようと思ってらっしゃる方
是非ご参考になさってください
・洋服
安いから、セールだからとその時のテンションだけで買った
洋服たちは、買った時点で価値は9割引になってしまっています。
タグ付き新品のままでも
しまいこんでいる間に時はたち
流行は変わり、生地は劣化しますので
価値がどんどん低下し、限りなく価値ゼロへと近づいていくのです。
最近はリサイクルショップも手一杯で
キロ単位でしか買ってくれなかったり、買取拒否と言う場合も多いです。
寄付をすればいいという声も出てきそうですが
このご時世、物流も滞りがちですし送料から考えてもコストばかりかかります。
もし今たくさん持っていて、処分を考えている方がいらっしゃったら
一度は損をしてでもガッツリ手放し、その痛みを覚えておいて
洋服たちの行方を考えてみてください。
行方まで考えられたら、
次に買うときは本当に着る物だけを手に入れられるように
なると思います。
・化粧品
化粧品の賞味期限はおおかた1年と言われています。
どんなに高くても、一度開封し、時間が経てば油も酸化して品質劣化が進んでいます。
キャッチコピーやパッケージのかわいさでつい買ってしまったり
ブランドの新商品というわけで買ってもったいないからと使わなくても
化粧品はほぼ生ものですから着々と古くなっていきます
こうなるといくら未使用に近い状態としても
フリマサイトなどでは売りにくくなります。
使うものだけを買い、期限が来たら潔く手放せるようになっておいたほうがいいですね。
・雑貨
旅行先やショッピングに行った時に一目惚れして
買いがちなものが各種雑貨です。
お手頃価格でかわいいものが所狭しと並んでいる様子は
買う前から充分にテンションをあげてくれます。
でも、置物飾り物の類はスペースも取りますし
たくさん飾れば飾るほどホコリをかぶり、手入れが大変です
また、 便利雑貨便利グッズと呼ばれるものは
100均などで安く手に入れられるものも多いですが
「これを使ったら便利」なはずなのに
使っていない、数回使って飽きた、ということは多くありませんか?
これは使わなくても用事が済んでいるということなのです。
「あると便利」は「なくても大丈夫」と置き換えることができます。
使っていないことを潔く認めて手放しましょう。
次からはあったらかわいい、便利そうという期待を込めて買うのではなく
本当に不便になってから探しに行くと決めておくと、その時に買ったものを大切に使うことができます。
・思い出の品
思い出はその当時は辛いことがあったとしても
時が経てば経つほどよかった事だけが記憶にとどまり、美化されてしまうものです。
「実際はそんなに美しいものではなかった」
そう考えられるようになれれば、思い出の品は
案外、全方位で美しい、ピカピカキラキラしたものではないとわかります。
それでも手放せない場合は厳選して残すことをおすすめします。
厳選して残すものは小さな段ボール一つに入る分などと決め
後は写真に撮ってから手放せば、喪失感は少なく作業できるでしょう。
具体的には、思い出の品は譲る事は難しいので一般ゴミとして出します。
卒業アルバムなど、個人情報のかたまりのようなものは
薬品で溶解処理をしてくれる業者がたくさんありますので
ネットで調べてみてください。
量にもよりますが、大体段ボール1箱で6000円から10,000円位です。
私は、小中高の卒業アルバムと文集などをみかん箱にぎゅうぎゅうに詰めて
処分してもらいました。
1ヶ月ほどして溶解証明書が送られてきましたが、それを受け取るまでは
卒アルの存在すら忘れていました。
目に見え、思い出さなければ
ないのと同じなのだということをこの作業で実感できました。
★再び増やさないために
再び増やさないためには
増えたときの考え方を手放す必要があります
なぜ増えたかと言う理由を突き詰めて考えてみて下さい。
ものが増えた時期にどういう環境にあったか
これらを考えていくと
人間関係がうまくいっていなかったり
ストレスの多い環境にいたために
ものが増える傾向が見えてくると多います。
私の場合は自分に自信がなく
よろいとして買い込んだものたちでいっぱいになり
また、自分の使うもの、量、期間を把握できておらず
それで余計に不安がつきまとい
漠然とした不安を拭うために漠然と買いだめをする
という2つが主な原因だったと思います。
生きている以上、世界中どこにいても災害が起こる可能性があります。
今回の地震は人ごとではありません。
物手放し、片付ける方法を知っていれば
もし大きな災害が来て、一時的に部屋が散らかってしまっても
片付ける時に労力を大きく割かなくて済みます。
お部屋が片付けば気持ちもスッキリしますし
沈んでいたメンタルも一気に引き上がります。
春はもう来ています。
気分を一新するためにも、できるところから手をつけてみてください。
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